第弐拾話 『刃』今回は、歩に変装した烝達が『桝屋はん』を奇襲するシーンから始まりましたね。先週、『死番は私が勤めます』と言っていた通り、最初に烝と入っていったのは総司でした。久々のシリアス顔です。 「新撰組や!」と言った時の絵ズラが、原作とまったく同じで この辺りが嬉しいですね。 いやもう、最近は本当に原作に忠実に作って下さってますけどね。 屋根の上の明里=サラの殺気を感じて総毛立つ総司や 今日くらいは(真っ先に切り込まず)好きにさせてやりたいんです というシーンも原作通り。うんうん。 桝屋が地下の隠し部屋に逃げ込んで、畳の下の取っ手を握り締めているところは、原作ではよくわかっていませんでした。 却って、『天井部屋にでも逃げようとしているのか?』と思っていましたが、地下だったようです。 しかしそこへ烝はどうやって入ったんですか?それは今も歴史上の謎(大袈裟)。 浪士(それともまだ長州藩士?)が切りかかって来たのを足蹴にして、指を跳ねるのは、ご丁寧にも本誌よりも分かりやすかったです。(その為の深夜枠だし。) 「左腕はちぎれて…」と唸る時の、膝をはだけたしゃがみ方(戦い中の侍も目を奪われてしまったのでは??)もナマナマしく、 桝屋に馬乗りになって攻めるシーンもそのまんまや…。 原作派から「いいぞいいぞ」のコール100%!!! アニメ派の人も大満足でしょう。 ただねー、原作でも思ったんですが、 ここまで来ても、まだ、鉄は 「烝が人を殺さなくて嬉しい。」 などど言ってるでしょ?。 もうそれは通じないのじゃないかと。キレイごとなんじゃないかと思いました。沙夜と約束した時から思っていましたが。 (後からそこが『守るために戦う』ということに繋がる筈なので、外せないのかなぁ。私ャー時代劇育ちなんで『敵は切って良し』なんだども…←どこの言葉ですか!) 鉄を人気のない空家のそばへ連れて来た鈴。 鉄を切れと言われていたのにどうしても出来ないと 彼が大刀を置こうとした時先生が現れます。 (全然関係ないけど、先生ってばいつも白足袋履いてるのがメチャオシャレくないですか???) 諏訪部さん、今回セリフらしい科白はなかったですよね。 フ~~~シュ~~~って…薫ちゃんみだいでしたよ。 (結構意識して明るい文章にしようとしている今日のワタシ) 兄ちゃんは、鉄の行方を左之助と新八に聞いて、心配性の虫が目を覚ました様子(今回は大正解ですけどね。でもこうなったのは実は自分のせいだとは全然気付いてないだろうな~。というか、自分の発言を先生に聞かれたせいで鉄が狙われたと知ったら、切腹するかも。兄ちゃん…(涙)) あばら家に逃げ込んだ鉄を、鬼畜モードな吉田先生がジリジリ追いかけます。ジリジリっていうのは合わないですね。決して騒がず急がず、すり足スリスリ、ジョーズのような威圧感で… (画像いつもより50%大きくなってるし…) おまけに入り口に火をかけてますよ。また。 「ほぉ、君も焔系かね」(お前は誰だ) 「じゃあ、鉄君は鋼系なの?兄さん。体型も似ているよね」 「誰がミネストローネよりも美味しい豆だーーーーっ!!!!」 「美味いことは否めないが。(にやり)」 「あ~、ボクに似た人は出てないのかな」 「安心しろ、殆どがお前と同じ白○○だ。(赤もいたか?)」 (明里の同類っぽい女性にテキパキ片付けられる。) 土方さんは、桝屋を尋問中。ちょっとだけ早く出てきてます。 コマと科白もちょっとだけずれていて、マンガでは 「しかしアレだな、吉田にしては」の、コマ絵でアニメでは 「己からしかけたギリギリの均衡を…」とのたまってます。 (アゴと首筋ラインの悩ましさに悩殺されたので覚えているのサ、細かくてごめん) 恐いコワい吉田先生。まるで怨霊が乗り移っているかのよう。 (でも吉田松陰は開国派だったでしょう??なんでその弟子の麿が鉄を殺したいの???またお勉強しなくっちゃ。) 襖を開けた時のイッちゃってる目はサダコにも負けません。 何が貴方をそこまで狂気に追いたてるのか、ちょっと東海林さんにインタビューしてほしいです。 で、問題の、鈴が先生を止めるシーンです。 痛いですね なぜ問題なのかと言いますと、ここで鈴が先生を止めたが為に 池田屋では、逆に先生が命を落とした ような形になったからですね。(って、そう作ってあるわけすがね。痛いように…それに踊らされているワタシ達って…) とにかく 後のことを考えるとホント、鈴が痛いのです。 (だから兄のおバカ~~~!!!) で、新しいコミックス(4巻)でしたっけ 「両親を殺したのが長州(吉田)と鉄が思っているのか。」 等の発言がありまして、そう言えば池田屋でも、先生が『???』だったのですけど。 と、言う事は、鉄の両親を殺したのは誰なんでしょうね。 森川さん、誰に殺されたか教えて下さいよ。 |